カラーコンタクトレンズは、女子高生や女子大生をはじめとした若い女性が主に使用しています。瞳を大きく見せてくれるので、出かける際は必ずつけるという方も多いのではないかと思います。
また、女性と言えば、若い人から年配の人まで、ほとんどの人が行うのがメイクです。特に、仕事を始めると多くの場合、職場におけるマナー・エチケットの一環として、メイクは義務に近くなります。そうではなくても、年を重ねると、すっぴんで外に出ることに抵抗感を覚えるようになります。そのため、面倒に思いながらも、毎朝、あるいは外出前には必ずメイクをするという女性も中にはいるでしょう。しかし、若い方ならば、そんな義務感などなく、純粋におしゃれのために楽しんでメイクをしている方が多いと思います。当然、カラーコンタクトレンズをつけている時は、一緒にメイクもしているでしょう。
ここで質問です。皆さんはカラーコンタクトレンズを、メイクをするより先につけていますか?それとも、後につけていますか?あまり周知されていませんが、メイクとレンズの装用は、正しい順番で行う必要があります。「どちらでも良いじゃないか」と思うかもしれませんが、順番を間違えると、眼病などの目のトラブルに繋がります。
つけるのはいつ?
カラーコンタクトレンズは、目に直接入れるものなので、なるべく汚れを付着させないように取り扱います。メイクをしている途中や終わった後は、化粧品で手が汚れています。その手でカラーコンタクトレンズを触ってしまうと、化粧品の汚れが付着してしまいます。そんなレンズを目の中に入れるわけにはいきませんよね。そのため、きちんと手を洗ってからメイクの前に装用してください。
ここまで読んで、「メイクが終わった後に、手を洗ってカラコンをつけてはいけないの?」と疑問に思う方もいるかもしれません。綺麗に手を洗ったとしても、メイク後の装用は避けるべきです。これは、目に見えない化粧品の粒子が、目の中に入っている可能性があるからです。その状態の目にカラーコンタクトレンズを入れると、異物感を覚えたり、目を傷つけたりします。特別な事情がない限りは、メイク前に装用しましょう。
外すのはいつ?
では、外すのはいつがいいでしょうか?答えは、メイクを落とす前です。
メイクを落とす時には、クレンジングを使用します。しかし、クレンジングには、カラーコンタクトレンズを変形・変色させてしまう成分が含まれています。その成分が目の中に入ることを防がなければなりません。そのため、装用する時と同様、綺麗に手を洗い、カラーコンタクトレンズを外してからメイクを落としてください。視力を矯正しているなどの理由で、カラーコンタクトレンズをつけたままメイクを落としたい場合は、綿棒やコットンを利用して、クレンジングが目の中に入らないようにメイクを落としましょう。
おしゃれアイテムとしての印象が強いカラーコンタクトレンズですが、視力補正用コンタクトレンズと同じ「高度管理医療機器」にあたり、取り扱いに気を遣わなければなりません。誤った使い方をすると目のトラブルに繋がりますので、着け外しのタイミングをはじめ、取り扱いには気を付けましょう。
メイクをする女性の方は、化粧品の汚れがつきにくい製品を使うのも大切です。化粧品汚れに強い製品には、たとえば、通販で購入できるカラコン「WAVEワンデー UV RING plus」などがあります。